大気汚染が脳に及ぼす影響

大気汚染が脳に及ぼす影響

イギリスとメキシコ合同の研究チームは、神経変性疾患を患っていたイギリスの都市マンチェスターおよびメキシコの首都メキシコシティの住民の脳組織から大気汚染に含まれる微細な磁性粒子を発見しました。
さらに脳内から発見された微粒子は、工場の排煙や自動車の排気ガス、焚き火などに含まれる有害な磁鉄鉱であることも分かりました。
つまり、普段の生活の中で吸い込んだ汚染粒子が、脳の組織にまで侵入していたのです。

研究チームメンバーであるランカスター大学のBarbara Maher教授は
「今回の研究で有害な微粒子は人の脳にまで達するという事が判明し、脳に影響を及ぼすことでアルツハイマー病などの神経変性疾患発症の要因になっている可能性がある」と述べています。

現在、世界では約4,600万人がアルツハイマー病や認知症にかかっており、
“2015 World Alzheimer Report”は2050年までに1億3,150万人にまで増えるとも予測しています。

今回の研究では大気汚染とアルツハイマー病との関連性は明確には言及されてはいませんが、研究チームは優先的に継続した研究が必要であると考えています。